LLM630 Bompute Kitは、ADB デバッグツールを使ってデバッグを行うことができます。このチュートリアルは、ADBツールを使って、ターミナルへ接続しファイル転送を行う方法を説明します。まず、あなたの使用するOS用の ADB Platform-Tools をダウンロードしてください。
1.LLM630 Compute KitのOTG
と書かれたUSB-CコネクタとあなたのPCのUSB端子を接続します。
2.ADBツールをインストールしたディレクトリに移動し、push
コマンドを使ってファイルを転送します。もし、"Permission denied."と表示された場合は次のコマンド(kill-server)を実行します。:
adb.exe kill-server
3.ファイル転送
# adb.exe push local remote
adb.exe push data.json /opt
4.デバイスのターミナルへアクセス
adb.exe shell
/ # ls /opt/
bin data etc include jupyter lib m5stack swupdate usr
1.LLM630 Compute KitのUARTインターフェースと、あなたのPCを接続します。
Putty
といった、シリアル通信が可能なソフトを用いると、シリアルポート経由でデバイスのターミナルへ接続することができ、デバッグや制御ができます。(Default: 115200bps 8N1, デフォルトのユーザ名はroot
, パスワードはroot
です。)
LLM630 Compute Kitはイーサネットコネクタがあるので、簡単にデバッグを行うことが可能です。
LLM630 Compute Kitは、ボード上のESP32-C6チップにより、Wi-Fi通信を行うことが可能です。次の操作を行い、ネットワークへ接続してください。仕様する前に、SMA外部アンテナを装着してください。
core-config
デフォストのネットワーク管理ツールはntmui
です。nmtui
を使って、Wi-Fi接続の設定を行ってください。
nmtui
1.LLM630 Compute Kitへネットワーク経由で接続する場合は、まずADBもしくはUART接続でデバイスのターミナルへ接続し、次のコマンドを実行してIPアドレスを取得してください。
ifconfig
2.SSH経由でデバイスにリモートアクセスする際は次のコマンドを実行してください。デフォルトのユーザ名は root
, パスワードはroot
です。
ssh root@192.168.20.167